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美容家・山本未奈子さんと振り返る これまでのスキンケア

スキンケアで一番大事なのは保湿。
今の季節、特に気になるのは肌の乾燥ですが、一言で『乾燥肌』といっても、乾燥には2種類あることをご存知でしたか?

乾燥肌の種類
その1・・・Dehydrated skin -水分の少ない肌-
その2・・・Dry skin -油分の少ない肌-

英語では2つ表現があるのに、日本語ではなぜか『乾燥肌』とまとめられています。 実はこの2つは対処法が異なります。よくある乾燥肌用の化粧品は通常『油分の少ない肌』用であることが多く、『水分の少ない肌』の人にはあまりほとんど効果がありません。

Dehydrated skin ー水分の少ない肌ー

まずは『水分の少ない肌』から。
初めに理解しなくてはいけない肌の仕組みがあります。肌の水分は体内から沸き上ってくるもので、スキンケアによる外からの水分補給はできません。
肌に存在する水分をいかに肌の中に留めておくことができるかが、本来の意味の『保湿』なのです。

肌の水分蒸発を防ぐためには第1のバリアである「角質層」と第2のバリア「皮脂膜」の機能を上手に保つことが最大の課題であり、注意すべきは『洗いすぎ』と『角質の落としすぎ』です。
この2点をやりすぎると右図のように水分が蒸発、外部の刺激に敏感になり、乾燥肌と敏感肌を招いてしまいます。

スキンケアでは必要成分を補うために粒子が小さく肌内部へ浸透する美容液が一番有効で、セラミドやヒアルロン酸、シア脂、スクワランなどを配合しているものがおすすめです。

Dry skin ー油分の少ない肌ー

次に『油分の少ない肌』についてです。
皮脂の分泌(油)が少ない人には多めの油分を与え、皮脂の分泌の多い人には油分を控える、と考えるのが一般的ですが、実はこれには落とし穴が!

肌の油分が足りなければ皮脂分泌が活発になり、油分が多ければ皮脂は不要だと判断し、分泌が少なくなります。オイリー肌の人も必ず適度な油分を補ってあげることが大切。油分の少ない人は与えすぎると肌の乾燥を促進させる可能性があるので肌の状態を見極め、スキンケアを行いましょう。
そうすることで肌は正しい肌の状態を理解して皮脂の分泌が正常化すると水分蒸発を防ぐバリア機能が回復し乾燥を改善できます。

また日ごろのスキンケアを振り返るためのチェック項目を考えてみました。
これを機会に日ごろのスキンケアの見直しをしてみましょう。

Check1 ダブル洗顔をしている

クレンジング剤と洗顔フォームなどを使用するダブル洗顔は洗浄成分で二度も顔を洗うことにより必要な皮脂までも洗い流し、乾燥肌や敏感肌の原因になります。クレンジング剤による一度の洗顔で十分にメイクや汚れは落ちますので、ダブル洗顔はいますぐ止めましょう!

Check2 化粧水で保湿を心がけている

皮膚の構造上、実は化粧水での保湿はできません。
化粧水でパッティングすると、角質層が一時的に水分を含み、なめらかで透明感のある肌になったように感じられますが、これは実は水道水でも成せる業です。保湿には油分を含む美容液や乳液、クリームが有効です。

Check3 日焼け止めを使用しない日がある

肌老化の外的要因の約80%は紫外線のダメージによるものだといわれています。
365日必須のスキンケアとして紫外線対策は必要不可欠ですが、SPFの高い日焼け止めは、肌に負担となる紫外線吸収剤が多く含まれていますので、日常生活にはSPF25、PA++を目安に使用するのが理想です。

いかがでしたか?
少し専門的なお話になってしまいましたが、今後のスキンケアの参考になるとうれしいです。
正しいスキンケアで乾燥する季節もうるおい肌で乗り切って、新しい年を迎えましょう。

プロフィール

美容家/MNC New York Inc.代表取締役
ニューヨーク州認定ビューティーセラピスト/英国ITEC認定国際ビューティースペシャリスト

山本 未奈子さん

NYの美容学校で学んだ後、同校の非常勤講師を務める。
帰国後、2009年に美容ブランド「Simplisse」を発表。現在は美容をテーマにした講演や執筆活動、雑誌の美容記事の監修、テレビ・ラジオ出演など多方面で活躍中。
近著に『毛穴レス美肌バイブル』(毎日コミュニケーションズ)がある。

オフィシャルブログ『美人への道』:http://ameblo.jp/beautytips/